dee131では、心理、ボディその他エネルギーを含めた人の’’全体性’’にアプローチすることを目指す現役のセラピストのために、tuning methodを学ぶ講座を開催しています。
現在開催しているものは下記のとおり。このほかにセラピストとしてのメンタルバランスを整えるワークや開業のためのコンサルタント手技のチェックなどプライベートでもレッスンを行います。
ご希望の方はahirano@axel.ocn.ne.jpまでご連絡ください。
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| Tuning methodとは |
身体を治療する、矯正するではなく、マインド、スピリットを含め、身体をひとつの切り離せないものとして調律していくという新しい発想で考案されたボディワークです。
不調・病気ではなく、健康(helth)をみつけ、そこに協調して本来の生命力をひき出すことを目的にしています。
| 講座概要 |
■Tuning Method
Tuning Methodは、内側の感覚を通して響き合う、クレニオセイクラルセラピーです。
このメソッドでは、クライアントが、セラピストが手を置くことによって起きる自分自身の身体の変化、動きを観察しながら、主体的にセラピーに参加できるように促します。
通常クレニオセイクラルのセッションでは、クライアントは自分の中で起きている変化や動きについて意識をするということをしません。けれどもtuninng methodでは、しっかりと身体の感覚を内側から感じ切ることで、意識上では触れられることすらなかった、微細な感覚、感受性、受けてきた影響など無意識に身体が受け取っていた情報にクライアント自身がアクセスすることによって、内なる変革、回復のプロセスをうけいれるところに特徴があります。それによって効果を持続させ、心身の統合を図るのです。
これらのセッションを行うためにセラピストには、手でクライアントの身体の変化や動きはもちろん、意識の変化を読み取る技術のほか、クライアントの変化を促す言葉の使い方、クラニオセイクラルの基礎知識などが求められます。さらに常にセラピスト自身がニュートラルで整えられた状態を保つためのトリーニングが必要になります。
このクラスでは、上記の目的を鑑み、下記のトレーニングを2日間にわたって行います。解剖、クレニオセイクラルの基礎知識があるとさらに、内容を深めることができます。
*1日目
< 講義 >
1. 感じる力のメカニズム-なぜ感じることが重要か?-感じる力を生体力学から証左する。
○筋肉と神経
○筋膜のしくみと感じる力の関係
・筋膜の仕事
・結合組織のコミュニケーション
・感覚センサーとしての筋膜
○『触れる』ことの意味
意識を向ける”が感覚を呼び起こすための重要なスイッチ
2. 無意識を意識するー感じる力を引き出すワーク
○言葉の力
普段無意識であることを意識するために、Tuning Methodではことばを使います
意識下では感じたことのない体感覚、意識したことのない感覚、プロセスを言葉にすることによって、身体は表現力を増し、それによって感覚が呼び覚まされて身体的変化が起きます。身体的結合組織のコミュニケーションシステムの作動により、内分泌系、神経系のコミュにショーションシステムにも変化が生じ、心身の回復が起きるのです。
< 実技 >
エクササイズ1.触れるー内側を感じるセルフワークー手のひらで呼吸を感じよう。
心音、温度、痛み、不快感、感覚の感じにくさなどを感じてみよう。何が起きているかを観察する。
エクササイズ2.触れるー内側を感じる パートナーとともに
エクササイズ1のやりとりをパートナーと行うと何が起きるか?起きていることをシェアしよう。
エクササイズ3.内側を感じる パートナーと共に言葉を用いる。
*2日目
3. インタラクティブ・クレニオ
○感じる力をクレニオワークに用いる講義
クレニオ・セイクラルワーク概要
クライアントの生体的な動きを受け取るための基礎を学ぶ。治療を目的としたメカニカルなシステム、手技については触れません。
・リスニングステーション−CSのリズムを聞く
・結合組織のリリース
・背骨上部のリリース
・背骨下部のリリース
・頭のトリートメント
< 実践 >
感じる力をクレニオ・セイクラルワークにとりいれる。
料金:¥20.000- 2日間
¥15.000-(初日のみ・2日のみのご参加はできません)
■西洋的なアプローチから学ぶチューニングメソッド
筋肉・骨格系を中心とした解剖学とストレッチ法を学ぶ
筋膜・骨間膜の緊張と制限を取り除くストレッチと圧迫法を学ぶ(基礎ストレッチ80種)
*ストレッチの教本としてタイ本国から取り寄せた(traditional thai massage basic)を使用します。
¥98.000- 10日間
■東洋的なプローチから学ぶチューニングメソッド
東洋医学の要となる陰と陽の考え方、五行学説によるリーディングから内蔵、神経系、内分泌系、免疫系など生理的な症状を見極め、各器官の機能を向上するための経絡マッサージ、主に経脈にそった指圧法を学ぶ。
(12経脈、奇経8脈より督脈、任脈の2脈、あわせて14脈にそった指圧法 + ストレッチ10種)
¥98,000- 10日間
■Tuning Method Face
私たちは外側から見られることに慣れていて、自分自身でさえ内側から自分の身体を感じるということを忘れています。他の人が見るように自分の顔を見て表情やお化粧で顔を作ることは、内側からも自分の顔を塗り固めているということに他なりません。
そんな息苦しさや切り離された感覚を手放して、本来の内側からの輝きがまっすぐに表現されている心地よい顔、美しさそのものの顔をクライアントとともに生み出していく。そんな施術をするためにこの講座はうまれました。
○顔のコンプレックスのある場所、緊張のある場所に触れながら、内側から感じると、その場所をどのように感じるかを探求します。呼吸を使ってリリースしていくプロセスを体験していただきます。
○顔をリラックスさせるための3つのポジションを、筋膜のながれから学び、顔のリリースによる、後背部、腰部の緩み、立位の感覚の違いなどを感じてもらいます
○顔全体の筋膜の癒着をリリースする手技を学びます。
¥10.000- 一日講座 :2名より開催します。
■その他手技を学ぶもの
手技の概要
東洋・西洋独自に開発された診断法をそれぞれ学び、経脈、筋肉組織と目的に応じた指圧法のバリエーションを身につけます。また、施術者の負担が少なく、高い効果が期待できることから整体師やトレーナーも多く取り入れているタイ由来の受動的なストレッチを学ぶことで、関節の可動域を広げ、筋肉を強化するなどより立体的な施術の組み立てが可能になります。さらに膜組織(硬膜、骨膜、筋膜)や脳髄液、血液、リンパなどの液システムにアプローチする頭蓋仙骨療法を修得することで、心身がそれぞれバランスを保ち、自己回復して行くシステムを整えるサポートをすることができます。最終ステージでは、カウンセリングのベースになるフォーカシングという心理療法のトレーニングを行い、心理面、身体面両方から必要なアプローチを行なうことのできるセラピストを育成します。
この方法は、ピラティスやヨガ、オイルを用いたボディワーク他、様々な心理療法などすでに修得されているさまざまなメソッドと組み合わせてアレンジして頂くことが可能です。